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ペルシャ式子育て

オヤジの方針

駅からの裏路地を少し入った
スーパーの手前の一角に
さまざまな小規模の飲食店が
新しくなっては、いつのまにか
閉店しているという
なかなか変化の激しい貸店舗がある。

そこにケバブ屋さんができて
しばらくたつ。
お店は、外から見えるオープンなつくり。
キッチンも入れてせいぜい3~4坪という
スペースで、
全部のドリンクがワンコイン。
スツールは幾つかあるけれども
基本は立ち呑み。
ケバブもワンコインという手軽さが
一杯飲み屋の縄のれんを
くぐるのはなんだかなあという
若いお客さん向けなのか
なかなか繁盛している様子。

テイクアウトもできるので
ちょっと遅めの夜食に
ひとつ頼んでみた。
他にたまたまお客さんが
いなかったので、話好きらしい
ご主人は、自分がイランとアゼルバイジャンの
国境近くから、日本に居ついて
三人の息子たちを育てていることを
あれこれとしゃべりだした。

彼は、息子たちを全員
「プロ・スポーツ選手にするつもり」と
にこやかに言い切ったので
びっくりした。
一番上の中3の子は強豪クラブチームで
本格的にバレーボールを。
真ん中の子が、フィギュア・スケート。
一番下の子は、サッカー。

私は、3人とも全員ということであれば
「たいへんですねえ・・・」と
心底思い、あいづちを打つと
「ボクはお店がたいへん。
奥さんは、送り迎えがたいへん」と
気持ち良さそうに大笑いする。
「特に真ん中の子は、お金がたいへん。
フィギュアは、コーチ代とリンクの
レンタルチャージで、少なくても10万円は
月にかかるからね。でも、先月
初めて出たアマのノービス戦で、息子は
優勝したよ!」と
ひとしきり嬉しそうに自慢した。
「すごいですねえ、それは良かった!」と
応じると、ケバブを包みながら
「こうやって、スポーツを真剣にやるのは
大切。ボクは日本には、空手の修行に
最初に来たからね。
生きるマナーを学ぶということね」
おお!深い。
「それで、息子たちは毎日必ず練習でしょ?
帰宅してお風呂に入って、ごはん食べたら
みんな、すぐ寝ちゃう。
朝全員5時に起きる。
宿題やったり、ゲームする時間がほしいから」
「ほぉおおお」
「それで、夕方から夜に、仲間と街をフラフラ
する時間なんて絶対にないよ」
「はぁあああ、なるほど」
躾と、規則ただしい生活習慣と、非行防止(?!)と
ペルシャのお父さんの
ハードな教育方針なのだった。

辛口ソースで頼んだケバブは、
あっさりとしたタイプで
とてもおいしかった。
また、次のときの夜食にしようと思う。

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