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巣立ち

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その夢を良く覚えている。

春のうららかな陽射しが、斜めに娘の部屋に
射しこんでいた。
その光の中に、小さく舞う埃の粒子まで
鮮明に見えた。
部屋は、空っぽだった。
家具も、彼女の持ち物もすべて全く消え失せていた。

私は、がばっとベッドに起き上がり
ハッとした。
夢だった。
何ともリアルな夢で、あわててのぞいた彼女の部屋は
いつもどおりの様子ではあったけれど、
まるで予知夢のように
その半年後に、ひとりだちを宣言し
巣立っていったのだった。
実にあっけなかった。
私は、空の巣症候群で、悩み鬱々とする
自分であったらどうしようと
内心怖れてはいたが、
それに浸れるほどの余裕もなく
毎日が過ぎていく・・・という現実に
逆に厳しいながらも、助けられていたかもしれない。

我が娘ながら、あっぱれとしか
いいようがなかった。
自分の力だけで、やりくりしていくのは
どれだけきつく、大変であっても
それをこぼしたことはない。
そして、出会いが訪れ、ありがたいことに
共に歩いていく運びとなり
彼女はちいさいころからのひとつの夢を
パートナーの理解と協力で叶えることができた。

いい夫婦の日に
ささやかに挙式をし、大切な方々に
お集まりいただき、ふたりで歩んでいくことの
お披露目がかなったのだった。

おめでとう。本当によかった。

絶対に泣くまいと思ったけれど、
おさえきれずに喜びと感謝の涙は
とめようもなく、こぼれる。
今日の日のしあわせと感謝の一歩目を
いつまでも忘れないで
いつまでもしあわせに。



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